それはいきなりステルスだ!

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「それじゃステルス2、最短ルートのナビゲート頼んだよ!」 「了解よ!さあ走った走った!」 俺は言われた通りに走った。  生徒会室前に到着すると、すぐ周辺に人影が無いか確認する。 「オールクリア。ただいまより生徒会室に突入する。」 『おお、ようやく来てくれたか!』 扉についてる小窓から中を覗くと、ロープで芋虫みたいにぐるぐる巻きにされている萩原の姿が。 俺は扉に手をかけた。しかし定番というかあたりまえというか…鍵がかかっている。 (キーピックするしかないか) ポケットをまさぐる。そしてそこから盗賊の七ツ道具もとい、潜入七ツ道具を取り出した。 そこからキーピックを取り出す。 (練習はめちゃくちゃやったからな…っと) カチンという音がした。 鍵が開いたのだ。
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