それはいきなりステルスだ!

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『どうしたの総一♪』 「うれしさ満点ですって声してるね、美咲。」 風子が鋭いツッコミをした。 まあ、静かな部屋に電話越しの美咲の声は響きすぎだ。風子にも聞こえてるし。 「ああ、部室の鍵持ってない?」 『ちょっと待ってて…』 しばしまつ。 『無いわね。部長に聞いてみたら?』 「そうするよ。それじゃ」 通話をきった。 「部長さん?」 「そういうことだ。」 部長に電話をかける。 プルルル… 『はいこちら黒猫ヤ○トの宅急便ですが』 「嘘だッ!!」 『ああ間違えた。アリさんマークだ。』 「知りませんよ!!ていうか部長、部室の鍵持ってませんか?」 『待ってろ。』 しばしまつ。 『無いな。萩原は絶対に持ってないから。美咲にきけ』 「そうですか…。了解です。」 『うむ。がんばれよ』 通話をきった。
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