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「…なんか、総一、今日いつもより落ち着いてるわね」
「え?そうか…?」
「そうよ。あの変態から連絡来ても怒ったりしないし…」
美咲が身を乗り出して俺のおでこに手をそえる。
「熱はないみたいね」
そう言って美咲は元の場所に座る。
「俺はいつも通りなんだけどなぁ…」
俺がつぶやくように言うと、美咲が反論。
「私が何年幼なじみやってると思ってるの!?しゃきっとしなさい!」
「う…うん。」
俺はいっきにココアを飲み下す。
よし。
「それじゃあ朝練しようか!」
俺が高らかに言い放つと、訝しげな表情をする美咲。
「…二人で?」
「まあ、他の人いないしね…」
「それじゃあどうしよっか?」
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