それはいきなりステルスだ!

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『きこえるー?』 インカムから聞こえる間延びしたこの声は…小坂風子(こさかふうこ)、否、ステルス3だ。 「聞こえてるぞー」 『おー…全員の回線繋げるの成功したー。音質も良好。後はどんな場所に行けば電波が届かなくなるかだね』 「ああ。だから今から学校中を練り歩くんだろ?」 『そーですよー。あ、ついでにマップを作るのも忘れないでね?』 「ああ。この端末を持って歩いて、注意するとこなんかを書き足せばいいんだろ?」 俺は手の中にある情報端末をみて言う。 『そう。まあ基本はあるいていれば問題ないよー』 「わかってる。それじゃあステルス5、ミッションを開始します。」 『ステルス3りょーかい。がんばれー』 会話が終了したので、ふぅと息を吐き萩原をみる。 「ミッションスタート。歩くぞ。」 「はいはい。さぁて今日の俺は何人落とせるかな?」 腰を振りながら言う。 それ、癖なのかな…?
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