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「あ、総一。ドッチボールやらないか?」
同じクラスの三村くんがドッチボールをやろうと言っている。
まあ、暇だしやるか。
「おっと、俺も混ぜてくれ。総一を独り占めされるぐらいなら3ぴ」
「ストーップ!」
萩原の顎をしっかりなぐり、強制18禁の魔の手から解放する。
「それじゃあ、俺達C組対D組でやろうか。」
三村くんの提案で、クラス対抗ドッチボールが始まった。
体育は、人数の関係で二つのクラスで同時にやるものだ。
だからこそ、このような争いが起きるわけなのだが…
「それじゃ、審判は俺様がつとめるぜ」
体育教師がボールを持って中央に踊り出る。
「内野は6、外野は3。最初から外野をしているやつは内野が残り2人になった時点で内野になるように。」
体育教師の言葉が終わる。
まずはジャンプボールからだ。
俺達C組からは萩原、D組からはバスケ部の佐藤くんだ。
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