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「てめぇら防御体制だ!フォーメーションβ!」
「了解!」
敵のフォーメーションにビビった俺達は、すぐさま萩原を盾にし後ろに並ぶ。
「へ!?ちょ、それはないぜ!?」
「まずは貴様だ、萩原ぁぁぁあああ!!」
ボールを高く真上に投げる。
そしてジャンプ!
「スマッシュだと!?」
「全員退避~!」
各々は左右に跳ぶ。
しかし、萩原は動かない。
「萩原ぁ!!」
俺は叫ぶ。しかし、萩原には届かない。
「くそっ!俺にもっと力があれば!」
バチン!
前原くんのスマッシュが炸裂!
狙いは間違いなく萩原だ。
「逃げろぉぉぉおおお!!戦死するぞ!!」
「任せろっ!」
「藤原くん!?ひ弱なお前になにができる!!」
「いいんだよ総一くん。俺よりも強い戦士を残すのは当たり前だぁぁぁあああ!!」
ドン!
「うおっ!?」
萩原をボールの軌道上から押し出す。
次の瞬間、体育教師の笛が鳴り響いた。
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