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「うらぁぁぁぁぁあああ!!」
佐藤くんがサイドスローでぶん投げる。
「いけ、真島!」
ここでドMの真島くんがボールに体当たり。
「気持ちいいっっ!!」
恍惚とした表情で床に倒れる真島くん。
「M島のリバウンドをしっかりキャッチしてくれ!」
萩原の号令に従い、俺はボールをキャッチ。
「真島、セーフ」
「よし、反撃だ!」
体育教師の声を聞いてから、反撃を開始。
「外野に回してけ!戦力回復するぞ!」
俺はD組の連中に投げる振りをし、藤原くんにパス。
「帰ってこい」
「任せて、総一くん!」
言葉と同時に反対側の三村にパス。
「うわぁっ!」
D組が藤原くん周辺に寄ったのを確認した三村くんが、名無しにパス、そのまま三角形を描くように素早いパスで藤原くんに。
ボールの勢いを殺さずに、藤原くんがD組の一人を当てた。
これで戦力が5。D組は2だ。
「D組の外野、入っていいぞ」
ここでついに外野が参入。
戦力が同じになった。
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