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「くらえっ!!」
外野が投げたボールが俺達目掛けて飛んで来る。
俺は、犠牲者を出すために萩原をガッチリホールド。羽交い締めにしてやった。
「そ、総一!?あたる!イタイ!いけにえヤダーっ!」
萩原の悲痛な叫びもむなしく響くだけ。
「萩原、アウト。C組外野入っていいぞ」
三村くん他が戻って来る。
これで戦力はこちらの方が勝っている。
しかも、前原くんは戦死したので外野。
ボールは俺達内野が所持。
「行くぞ!」
力任せにボールを投げる。
ドン!
「アウト。外野行き。」
体育教師が言う。
よし。これで後3人。
ボールはC組外野。
「行くぜ!」
もう復活はできないが、萩原も参戦。
ドンドンドン!
みるみるうちに敵勢力を排除した。
「勝者、C組。」
体育教師のつまらなそうな言葉と対称的に、俺達は大騒ぎだった!
「うぉぉぉぉおおお!!!」
「D組なんて雑魚だな!」
「…若さ故の過ちだ」
各々が喜ぶ中、萩原と前原くんは保健室へと運ばれたのだった。
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