それはいきなりステルスだ!

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「今回のミッションはこれで終了か?」 俺はインカムでステルス3に問う。 『そーだね。じゃー帰ってきなよ二人とも』 「ステルス5りょーかい」 『ステルス4了解』 それにしてもグラウンドは恥ずかしいな… とっとと退散することにした。  俺達の部室は旧部室棟の空き部屋を勝手に使っている。ちなみに木造建築だ。 非公認の部活なので部室が無いのだ。仕方ないけど。 「ただいま戻りましたー」 「おかえりなさいー」 形式的に挨拶すると風子が出迎えてくれた。 てか、風子しかいない。 「部長とかは?」 「ぶちょーさんは生徒会の人と会議してるよー」 会議… まあ、そこら辺はまかせっぱなしだがあの人ならなんとかしてくれるはずだ。 「そういやインカムの他になんか作ったりしてないのか?」 暇つぶしに質問する。風子は首をかしげたあと 「今ぶちょーさんに頼まれてロケットランチャーを作っていますたいちょー!」 ビシィッと敬礼をする風子。なんて間抜けなんだ。
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