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「なあ、どうやったら発明なんてできるんだ?やっぱり勉強とかするの?」
気になったので問うと、「うーん…」
「基本的にパクリからスタートして、それを改良するんだよ。たまぁに閃きで作ったりもするけどー。」
「そうなんだ…。でもさ、こう、なんていうかパーツを自分で考えたりもするんでしょ?そういうの大丈夫なの?」
「そーでもないよ。意外と楽だし、資金はぶちょーの財力があればちょろいね」
「じゃあ俺もできるかな?」
俺の質問に風子はしばらく悩み、答えた。
「できたらいいねー」
「希望かよっ!教えてくれればできるかもしれないじゃん!」
「じゃー今度一緒になにか作る?文化祭の機材とかつくるー?」
「そうか!その手があったか!よーし、頼んだよ?」
「まぁがんばりたまえ少年」
風子は親指をぐっと立てるとスパナを手にしてなにかの機械をいじりはじめた。
こうなった風子は誰にも止められない。
萩原を待つことにした。
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