萌え彼女

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「‥別に…‥。」 あなたはエ○カ様ですかっ!? 内心シクシク(涙)でも許可は下りた。 彼女は続けてジッと文字を追っていく。 それでも負けずに俺は笑顔を奮う。 「じ、じゃあさ!日曜日空いてる?」 彼女は小さくコクンと頷いた。それでも興味は無さげだ。 「日曜日に水族館行こっか?」 コクン 「き、緊張するね!」 コクン 「バスと電車どっちがいい?」 コクン ――――聞き流してるよね(泣) 適当に相槌を打っていた彼女の横顔に、俺は涙。 ホント、なんで付き合ってるんだろ…‥くーちゃん淋しいっ。 うじうじと地面をなぞっていた指先を止めて、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴ったと同時に彼女は読むのをやめた。
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