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竹内恭平はそんなに勉強が得意ではないが、歴史が好きな普通の高校生だった 恭平は口が上手く、他人を説得するのが得意で、昔皆から嫌われていた先生を論破したことから、友達も多かった。 ある日恭平は、教室への移動中に階段で足を滑らせた。 ベコッ…ツーー 嫌な音がして、恭平の頭から、紅い血が流れ、周りを染めた。 「恭平っ!大丈夫か?恭平!!……」 クラスメイトの声がだんだん遠のいていく。 ゆっくりと瞼を開け、周りを見てみる。 「んっ………頭痛てぇ……ああ、階段から落ちたのか………ん?あれ?ここどこ?学校じゃ……ない!」
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