ケンジ

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俺は、ケンジ。 今は医師を目指して医科大に進んで早2年…―。 友達である大和、橘、それに実習仲間であるカナと楽しい毎日を過ごしている。 ――――――… ――――… ケンジ:『やーまーちゃん♪』 ガバッ 俺は大和の体に後ろから抱き着く。 大和:『ぎゃっ!!―…抱き着く癖止めろって!』 大和は俺を振り払い、慌てて振り向く。 ケンジ:『1日一回は抱きつかな!』 大和:『なんじゃそりゃ!!今、用事中!邪魔すんな。』 見ると、大和はノートパソコンで何かしていたようだ。 ケンジ:『毎日毎日ノートパソコン開いて。何してんの?』 大和:『バイトで忙しいから、こんな時間も調べ物せなあかんの!…―小児がんについて。』 ケンジ:『さすが大和~♪♪勉強した後、俺にも教えてな!』 大和:『調子えぇな…でもコレ自分が好きで調べてるだけやで?勉強じゃなくて…』 ケンジ:『え~の!大和が言う言葉は耳に入りやすいから。先生よりな!』 大和は照れ臭そうに笑った。
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