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やっと病院に着いた。
先生は入口の傍に車を横付けした。
先「俺は後から行くから!!露杜と藤森は先に行け!!!!」
焦る先生にそう言われて、私と柳は急いで車を降りた。
入口から院内に入るが、何処へ行ったらいいのか全くわからない。
それより、何かを考える程、頭の余裕は全くもってない。
戸惑う私の手を優しく引いて、柳は受付へと歩いた。
ヤナギ「……先程、連絡を貰った露杜ですが。……何処へ行けばいいですか??」
柳はとても落ち着いていて、受付のお姉さんの説明をしっかりと聞いていた。
でも、私の耳には入って来なくて……
正直、柳が来てくれて本当に良かったと思った。
柳は受付のお姉さんから場所を聞くと、
ヤナギ「行くぞ。……急ごう」
そう言って早足で歩き出した。
私はそれに一生懸命着いて行った。
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