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血塗れで崩れ落ち男をオレンジの少年はつまらなさそうに、顔についた返り血を袖で拭う。
?「ちぇっ…つまんないのっ」
オレンジの少年はしゃがみ込み、男の生命反応がないか指で突っついた。
結果
オレンジの少年は拗ねた。←
「しーたーん!!!」
※決してシータでは有りません。
突然、オレンジの少年に手振りながら上から降ってきた大男が地面に小さなクレーターを作って、近くに寄ってきた。
しーたん「りょうたんっ!」
りょうたん「何や何や?もう終わったんか?」
しーたん「そーなのっ!味気ないよっ!!」
大男はオレンジ少年と同じ、オレンジの髪に紅い瞳、鋭い牙。
毛糸のロングコートにビーチサンダル←
右胸には十字架の刺青。
そして、左腕だけがコートに通っている。
隻腕。
りょうたんはしーたんと同じくしゃがみ込み手を顎に当て、少し考えて答えた。
りょうたん「こりゃあ舌噛んどるさかい。」
しーたん「ええぇ~!」
りょうたん「余りの痛みに耐えられんっかったんやな。だって、しーたんの殺り方惨いやん?」
しーたん「此でも抑えた方だよボク。」
りょうたん「……成仏しいや…」
りょうたんは思わず男に手を合わせた。
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