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店の中に入ると、調度いいくらいの温度になっていて、なんとなくホッとした………。
「小原くん、そんなに怖い顔しないでよ…………。あっ、お店じゃ………嫌だった???」
怖い顔してたか???俺??????
「嫌じゃないから、大丈夫だ。ただ、いいのか???まだ営業中だろう????」
「大丈夫だよぉ、ありがと。それに、飛び入りのお客さんがないかぎり、お茶飲んだりしてるのは、よくあることだしね。」
ニコニコしながらコーヒーを持ってきてくれる。
「ミルクと砂糖はいる???」
少し高さが低めのテーブルにコーヒーを置きながら聞かれたが………
…………俺の意識と視線は、前屈みになり緩んだ衿元から覗く彼女の胸元にいっていた。
「…………くん???小原くん??」
急に近づいた声に、視線をあげると目をクリクリさせた彼女の顔が目の前にあった。
「すまない。ちょっと意識が飛んでた………。」
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