双子

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双子

?「今年で18だ…」 今日はめったに集まることのない親族が集まり親族会議をするらしい 鏡塀「なぁ…あの子達…」 と、一緒にひなたぼっこをしていた鏡塀がいきなり起きて指をさした その先には髪の毛が長く着物を着た少女が二人俯いていた その双子が持っている物は 同じ姿のからくり人形… 鏡塀「なぁ…話し掛けてこいよ」 鏡輔「え?…一緒に行こうよ」 鏡塀は「しょうがねぇな」と言いながらついてきてくれた あぁ…まだ自己紹介してなかったな! 鈴音 鏡塀(りんね きょうへい)17歳 口が悪く頼んだことには文句を言うが必ずやってくれる 照れくさい時には 「別にお前に喜んでもらおうじゃなくて、 ただやりたかっただけだからな!」 と言う。俗に言う「ツンデレ?」というものだろう(笑) 俺は 鈴音 鏡輔(りんね きょうすけ)17歳 まぁ至って普通の17歳だ 一卵性双生児で瓜二つなため周りの人は全く区別がつかないくらい外見は似ているのに 性格は全く似ていない 鏡塀「何独り言言ってるんだ?早く話してこいよ! しょうがないからついてってはやるから」 渋々俺は双子に話し掛けた… 鏡輔「こ…こんにちは。」 (こえぇ…) 双子「…」 (しかも反応無しかよ…) しばらくすると双子は人形を操り始めた (ん?) 双子は激しくなりそして… 「ボトトっ」 まぁるい塊がフタツオチタ 双子のアタマダッタ (へぇ…この双子は頭がとれるんだ…) 脳がついていけないのでこの程度の考えしか思いつかなかった しかし、鏡塀は回転が早く顔が青ざめ「首ぃぃぃぃぃいぃぃい!」 と叫びだした そしてようやく脳が追いついた…追いついて欲しくなかったのに… 鏡輔「う…!うわぁぁぁぁあぁあ!」 双子の頭が落ちて体が倒れている… 鏡塀「なんなんだよ…これ…!」 鏡輔「だ…誰か呼んでくる…!」 足が恐怖で動かない…! 俺たちの頭上から クスクス…アハハハ… と笑い声が聞こえてきた… まさか…俺らもコロサレル…?そう思った瞬間 木の上からストンっと 双子が降りてきた 双子「アハハ!おもしろぉい!よぉく見てごらんよ!」 双子が頭を見せてきた… 鏡輔&鏡塀「ん?」 そう…血が流れてないどころか断面が赤くない 双子「ねぇ?これは人形♪本物は私たち!」 鏡輔「じゃあ…人は…死んでない」 俺たちは安心すると腰が抜けてペタンと座り込んだ…
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