【―恐怖の施設―】

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  外に出ると凄く空気がおいしい… 夜の事がまるで嘘のようでした。 僕は深呼吸をして、その建物へと向かいました。 入口はガラスのドアで中がよく見える… ドアを開けて中に入ると受け付けがあり、正面には左右に分かれた廊下がある… この時、完璧に施設の廃墟である事を理解しました。 受付を通り過ぎ、左右に別れたT字路にぶつかる。 左右を順番に見て右側の奥にデイルームの様な広場が見えたので、右に足を運びました。 右側の廊下を歩くと左右に部屋があり、凄く綺麗で廃墟と言う感じはない。 デイルームに着くと、縦長のテーブルが八つあり、二つずつ置く形で、一定の隙間をあけて綺麗に並んでいるのが目に映る。 さらに辺りを見渡すとテレビや冷蔵庫、他にも細々したのが置いてある… そして、最初のテーブルに目を移した時でした… 何かが…人の様な何かが倒れていました。 目を皿の様にして倒れている何かを見ると なんと、白髪頭の老人が倒れていたんです…  
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