【―恐怖の施設―】

12/22
1490人が本棚に入れています
本棚に追加
/337ページ
  ろ…老人の死体!? そう思い恐る恐るゆっくり近付く… 近付くと全体が良く見える様になった… どこかで見た事のある服装… み…南君!? そう理解した瞬間… 怖くなって変な汗が出てきて、体が震え動悸がしました。 震える足で、さらにゆっくり近付き、俯せになっている南君を仰向けにする… 血の気が引きました… 顔がシワだらけで、白目になり、口が半開きになっている。 それを見た瞬間、ボロボロと涙が出ました… 「…ごめん…ごめん…――」 小さな声で何度か謝った その時… 南君の体が微妙に動いたんです。 まさか!と思い、首元を触る… ドク…ドク… 動脈に触れた…生きてる! その瞬間、南君を抱き抱え車へと急ぎました。  
/337ページ

最初のコメントを投稿しよう!