【―恐怖の施設―】

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  ですが、一応見てもらえる事になったので、怜菜には職場に南君の自宅の電話番号を聞いて、両親に連絡するように頼みました。 僕は色んな検査に付き添い、一通りの検査を終えると南君は病室へと入って行き、ナースに診察室の前で待つ様に言われたので、そこに向かう途中で怜菜と合流しました。 診察室の近くに椅子があったので、座って待つ事にしました。 怜菜は俯いている… 心配になり、声をかけようとしたら診察室から呼ばれてしまった。 中に入ると机の横にDrが座って居て、その近くに椅子が二つ置いてありました。 「…そこに座ってね」 Drは椅子に指を指して促してきたので「はい」と言って僕達は椅子に座る。 座ったのをDrが確認すると、カルテを見ながら 「…そうだね…この結果を見ると特に悪い所はなく正常なんだけどね…」 と言うが表情が曇っている… 「…何か…何かあったんですか?」 心配で質問すると、Drはカルテから僕達に目を移し 「見た目との年齢差…それと精神的な事で異常を来たしてる…」 それを聞いて僕は動揺し、怜菜が泣き出した…  
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