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「ナイスだロイ。そして俺の所まで下がれ」
「了解!」
レオンに切りかかったディーレとサタンを吹っ飛ばした後、ロイは言われた通りにレオンの横まで下がった。
「“我が求めるは全てを消滅させる力 そして我の力を持って全てを消し去れ 漆黒の幻滅”」
「ちょっ!?お前禁忌魔法じゃないか!?それは不味いでしょ!?」
「じゃあ降参と言う事で俺達の勝ちだからな?」
そう言うとレオンは途中まで造りかけていた禁忌魔法を消した。
「ミカエル!」
「はい?何でしょう?」
「悪いけどあいつらを回復してやってくれないか?」
「はい!わかりました」
「悪いな。頼むよ」
「気になさらないでください!私にはこれくらいしか出来ませんので」
「自分の力に自信を持てよ。ミカエルだって強いんだからな?」
「ありがとうございます!」
「じゃあ後は頼むよ」
レオンはそう言うと、ロイを掴んで何処かに転移した。
(皆さんも多分、レオンさんの隠れた優しさの様な部分に引かれてるんでしょう。だからロイさん達も、嫌がらずにレオンさんについて行くことが出来るんでしょうね)
レオン達が消えた場所を見つめながら、ミカエルは考えていた。
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