No.0

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「雪、そんなに緊張しないで。これから2人っきりなんだから仲良くやっていこう。」 そう言った隆也の言葉に優しさを感じて雪は目を細めた。 自分は幸せ者だ。 施設も大好きだったが、隆也のことも尊敬しているし、何より学校にも通わせてもらえるのだから。 「はいっ。隆也さん、ありがとう。これからよろしくお願いします。」 無邪気に笑う雪の頭を隆也が優しく撫でる。 ねぇ、こんなことになるなら ここに来ない方が良かったかな? 今は素直にありがとうも言えないの
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