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「えっと…鳳…鳳…あっ!あった!!A組か~…」
あ。どうも!!鳳長太郎です!
今日から氷帝学園の中等部です!!
新しい出会いはあるのかな…?
皆、幼稚舎から上がっていってるから期待は出来ないかも…
それよりも俺はテニス部に入ってレギュラーになるのが夢です!
この長身を活かして絶対に!
『あっ…ぁぅ…』
…ん?
幻聴かな…いま、声がしたんだけど…
周りを見渡しても誰もいない…
「気のせいだよね…」
日吉がこの前氷帝学園には七不思議があるって言ってたけど…
うん、気のせいだよ!!
まったく日吉は昔からそう言う話をするのが好きなんだから…
だからキノコって言われるんだよ…←キノコ関係ないんじゃ…
だいたい誰もいないのに声が聞こえるわけなi『ぁぅぅぅ…』
あれ~…気のせいじゃなかったですね~…←
でも、下から声が聞こえたんだけど…
ふと下を向いてみる鳳くん…
「えっ…///」
天使!?←
『あっ…ぁぅ…?』
突然鳳くんに見られてびっくりする女の子は訳がわからず首を傾げる。
「(かっ…可愛い…//)」
えっ?えっ?どうしよう…今俺、絶対顔赤いよね…//
だってこんな可愛い人見たことないから…
なっ…何か言わないと…
えっと…えっとぉ…!!
「あのっ!!今日はいい天気だね!!」
何言ってんだ俺はぁぁ…!!
意味わからないよ!!
ぁぁぁ…絶対変な奴だって思われるよ…
『あっ…はぃ…!晴れてよかったですね!!』
答えてくれたよぉぉ…(泣)
何て心優しい子なんだ…!
「うっ…うん!…えっと…俺は鳳長太郎って言うんだ…!」
『あっ…九条ひなです…宜しくお願いします…鳳くん…!』
「えっと…ひなちゃんって呼んでいいかな?俺の事も名前でいいから^^」
『チョタくん…』
「へ…?」
間抜けな声を出す鳳くん
『チョタくんって呼んじゃダメですか…?//』
恥ずかしいのか下を向くひなちゃん
かわっ…///
これ、断れる人がいたら見てみたいよ…
「もっ…もちろん!!…あ。ひなちゃんは何組だった?」
同じだったらいいのに…なんて…
『ぁぅ…まだ見てないんです…私、背がちっちゃいから見えなくて…』
ショボンとするひなちゃん…
凄く可愛いんだけど…!
「俺が代わりに見てあげようか??」
『…!…いいんですか…』
「うん…―」
俺は笑ってひなちゃんの頭を撫でる。
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