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あの時俺とひなちゃんは同じクラスにはなれなかったけど…
その一年後…
「ひなちゃんひなちゃんひなちゃんひなちゃんひなちゃん…っ…!?」
まるで呪文の様に『ひなちゃん』を連呼する鳳くん。
『あ…!チョタく~ん🌸おはようございます~』
ニコニコしながら鳳くんに駆け寄ってくるひなちゃん…
「やったぁぁぁぁぁぁ!!『はぅぅぅ…!?』」
突然叫びだす鳳くん、その声にビックリするひなちゃん。
「やった!!やった!!エビバディセイ!!YATTA!!」
暴走し訳のわからない事を言っている鳳くん。
男前が台無しです(笑)←
『あぅ…あの、チョタくん…?』
「フフフ…一年間一緒だよwww(ヤバい…もしかして俺今、凄くにやけた顔してるよ…)」
もしかしなくてもにやけた顔してますよ。
『…ぁぅ…』
あ~あ…ひなちゃんしゅんってなっちゃった…
どうやら鳳くんひなちゃんの存在に気づいてないようです。
暴走してるから周りが見えてないんですね、きっと。
『チョタくん…ぁぅ…』
クイッ…
無視されるのが悲しかったのか涙目で鳳くんの服を引っ張りました。
「……っ…!!ひっ…ひなちゃん!?///えっ…いつからいたの…??///」
若干?いや、かなり頬を赤くする鳳くんがひなちゃんに問いかけました。
『さっきからずっと呼んでたのに…ぁぅ…そんなに背、ちっちゃいかなぁ…?』
とうるうるした瞳で鳳くんを見上げるひなちゃん。
「かっ…っ…!!///ちっ…違うよ!あの、その…同じクラスになったから、その…嬉しすぎて我を忘れてただけなんだ!!決してひなちゃんが小さくて見えなかったとかそんなんじゃないから!!//」
我を忘れてたって…自覚してたんですね…(笑)
『えっ…?同じクラスなの…?はぅ…ww楽しくなるね~🌸』
「(くっ…可愛い//)そうだね!!」
神様…!!俺は今、猛烈に感動しています…!!
ひなちゃんの笑顔、そしてひなちゃんと同じクラスにしてくれて有り難うございます!!
このご恩は一生忘れません…!!
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