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「ほら、自分で自己紹介しなさい」
「ぁ、ぁの、ぁっ私は、転校して、来ました・・・、ひ、姫澤あ、明日菜です。ょろしく、ぉねがいします///」
うん。声ちっちゃすぎて聞き取れなかったな。それに黒板に自分の名前書いてるけどちっちゃすぎて見えねぇな。
「何か姫澤に質問ある奴はいるかぁ?」
ここで名前をもう一度聞くのはKYなのだろうか?
「どこから来たの!?」
「彼氏いるの!?」
「ヒーハー!!可愛すぎて、どうかしてるぜ!!」
「アドレス教えて!」
次々に野郎共の質問が飛び交う。
ん?誰だ!?間にしょうもない事言った奴は!?
「ぇっ!?ぁ、あの・・・その・・・わ、かりません///」
「こぉら!お前らそんないきなり聞いても答えられないだろうが!姫澤も困ってるし質問タイムは終わりだ!」
「えぇ~!?ぶーぶー↓」
「うるせぇ!さて姫澤の席だが、早川の隣空いてるからあそこに座ってくれ」
「・・・あっ、はぃ///」
ん?俺の隣?まぁいっか。
「よろしくな!姫澤さん!俺の名前は早川勇ってんだ」
「ぁっ、よ、ょろしく・・・です///」
(うわっ!?近くでみたらめっちゃ可愛いな~)
それが姫澤明日菜との初めての会話だった。
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