─妖刀─

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襖を開けた瞬間、俺はとっさに鼻を覆った ある匂いが俺の鼻を刺激したからだ その匂いはむせかえるような鉄の強いものだったが、その匂いの源は見当たらない。 その部屋には家具が置いておらず、奥に棒のようなものが立て掛けられていた 次の瞬間、あんなに強く匂っていた鉄の匂いが無くなっていた まるで、慌てて片付けたかのように… 、
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