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コーヒーが来てからどれ位沈黙が続いたのか。
「…何か話があるんでしょ?早く済ませてよ。」
ここに着いて、三時間が経とうとしていた為、私は苛々してきた。
「………」
父は意を決したかのように、一度は口を開いた。
でも、言葉にならない様でまた黙り込んでしまった。
「用がないなら帰るから」
そう言い席を立った。
「頼みがあるんだ…。」
立ったまま
「何?」
と訪ねる。
「座りなさい。」
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