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｢…ﾊｧ｣
おもむろにため息を吐き、座り直した。
｢…何なの？｣
｢…お前のアパートに居候させて欲しい子が居るんだ。｣
｢!!!…はぁ？…｣
｢知り合いの子で、事情があって預かる事になったんだ。｣
｢……何言ってるの？何で私のアパート？…家に連れてって父さんが面倒見なよ。｣
｢家に連れて帰っても俺は仕事仕事で家に帰る日が少ないから、母さんに押し付ける事になる。お前達も手が離れてやっと母さんも趣味を楽しめる様になったから、負担を掛けたくないんだよ。｣
｢……なら断ればいいじゃない。家は無理ですって｣
｢もう、決まった事だし、お前の負担にならない様に生活費はちゃんと渡すから、置いてやってくれよ。｣
｢無理！私も仕事してるんだし、圭吾との時間だってあるんだよ？犬や猫を預かるのとは訳が違うでしょ｣
｢圭吾くんだって話せば理解してくれるだろ？子供じゃないんだから｣
｢…何で勝手に、私の意見後回しに決めちゃうのよ！信じられない…｣
｢とにかく、しばらくはお前の所で面倒見ててくれ。ずっとって訳にもいかないから、また後で考える。連絡が行く迄は頼んだぞ｣
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