友紀と光司(1)

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「どーせ私が悪いんですよーだ!バカ光司ー!!」 「おふっ!?」 友紀はそう言って、近づいていた光司の脇腹に右フックをかますと、図書室を出て行った。 「あ、コラ!友紀!」 光司は脇腹をおさえて叫ぶが、友紀はすごい速さで消えていった。 「くっそう…逃げられた…」 光司は図書室の中の本の山を見て、ガックリとうなだれた。
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