友紀と光司(1)

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「その態度のデカさは相変わらずだなぁ、こうちゃん」 友紀はグリグリと光司の背中を踏みつける。 「あ、そこそこ。いいねぇ~、ゆっちゃ~んもっと強く~」 「ここか?ここがいいのか?」 「あ~、いい~、気持ちぃ~、もっと~」 「オラオラ、昇天しやがれ」 「姉ちゃん…それ何のプレイ?」 弟が変な顔をして部屋をのぞいていた。 「勝手に見んなぁぁー!」 友紀は慌ててピシャリと勢いよく入り口を閉めた。 「あー気持ち良かったのにー」 「あんたも黙れ!」 「なんだよノってきたくせに~」 友紀は乱暴に畳にお盆を置くと、押し入れを開けて中を探り出した。
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