友紀と光司(1)

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この春、晴れて女子高生になりました、高田友紀です。 素敵な高校生活に希望を膨らませて入学した私ですが、なんと入学早々、出会っちゃったんです。 たまたまジャンケンに負けてなった図書委員。 が、いざ委員会に行ってみるとそこには素敵な委員長が! 彼の名前は岡部雄太先輩。 サラサラヘアーがとても爽やかで、その甘いマスクから放たれる優しい声がやみつきになりそうな美男子。 もう直球ストレート、ど真ん中ストライク! こんな素敵な彼と委員会活動ができるなんて… なぁんて幸せいっぱいだったのに現実は。 「そこで寝てても委員長はこねぇんだから、いい加減手伝え」 光司が友紀の横にしゃがみこみ、頬をつねる。
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