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所々、多少骨ばっていないことも無かったけれど、それでもやっぱり僕はカミーユそっくりだった。
鏡に映っているのは、僕であって、でも、カミーユが二十歳になっていたのなら…そんな姿。
瞬きを数度、それから視線を落とすと、ドレッサーに並べられた化粧品が目に入る。
母さんが2年前カミーユに贈ろうとしていた化粧品だった。
マニキュアはカチカチだったし、他のもなんだか薬品臭いような気がしたけれど、それでも使えないワケじゃない。
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