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そして二人がじゃれあってるのを見ていたら、ふと彼と目があった。
「昂也の迷惑な相談に乗ってもらってゴメンな?」
「て、ちょい待たんかい!宗は快く相談を受けてくれてたの~。そう言わないでくれる?」
「はいはい、悪かったってば」
と、肩をすくめた彼は僕の方を見てくる。
「俺は後藤架(ゴトウカケル)。漢字で十字架って書いた一番最後の漢字1個でカケルね」
「あ、えっと、片桐宗です。その、宗教とかの宗です」
「そっか。じゃ、よろしくな片桐」
「こちらこそ、よろしくお願いします、後藤さん」
こうして思わず彼、こと後藤架さんの名前を知る事ができた。
話してみると後藤さんは気さくな人で、人見知りする僕に色んな事を話してくれた。
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