大学にて

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翌日、僕は大学で友人からの相談を受けていた。 「それでさ~。どうしたら良いと思う?結局、その子にアピってイケると思う?」 「僕に聞かれても。昂也がどうしたいかじゃないの?」 「そう言ってもさ~。勝算のない勝負はしたくないだろ~。そう思わない、宗?」 なんて、僕の目の前でぶーたれているのは同じ学部の沢木昂也(サワキコウヤ)。 ちなみに僕の名前は片桐宗(カタギリシュウ)っていうんだ。 「う~ん。何もしないよりは良いんじゃない、かな?ほら、何もしなくて実は彼女がフリーで他の人に取られた、とか」 「あ~、それもあるよな~」 「それに、もし誰かと取り合いになったとしてさ。そっちの方が諦められそうじゃない?」 そう言ったらますます昂也は悩んじゃって、時間だけが過ぎていった。
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