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――――――――――――― ――――――――――― ――――――――― ―――――――― ―――― ―― そう、九年前の今日だった 私は引っ越してきてばかりで 友達が出来ずにあの海の海岸に居た。 二人の少年を見つめて。 一人は黒髪に天然パーマ 真っ黒な大きい瞳。 おとなしそうな子 対するもう一人は正反対で 茶色い髪に猫のような大きいのに キレのある瞳の少年。 私は仲良しな二人を見つめていた。 友達が居ない私にとって二人の様な仲は 私の憧れだった そう思いながら二人を見ていると 茶色の方の少年が私の視線に気づいた。
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