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そしてニコっと笑うと
黒髪の少年をほぼ引っ張る勢いで
近づいてきた。
「あー
やっぱりこいつだよ!
隣に引っ越して来たの!」
「ホントだー
髪の長さがあの子と一緒だ!」
私はパニック状態で二人を見つめた。
「ああ、紹介がまだだったな!
俺は三浦俊輔!お前の隣ん家に
住んでんだ」
「僕は三浦遊。俊輔の向かいの家だよ
苗字同じだけど血とか繋がってないから」
「私…神谷棗!
二人とは違う幼稚園なの…」
「分かるっつーの!
宜しくな!棗。」
「…宜しくね棗ちゃん」
「うん…宜しく…!」
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