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深青
はーい!
チャイムが鳴った玄関へ急ぐ。
ドアを開け顔を出したのは親友の帝(みかど)だ。
深青
おはよぅ。帝♪
帝
おはよぅ 深青♪ 今日は早起きだね。
深青
今日はって何さ。
ちょっとぶーたれてみる、
帝
まぁまぁ、
と苦笑いを浮かべる親友。
深青
もぉ… あっ、今ご飯食べる所なんだ。上がって!
帝
おじゃましま~す
玄関のドアを閉め帝を居間へ案内する。
帝
おはよぅございます。おばさん
お母さん
あら、帝ちゃん! おはよぅ。良かったら少し食べていかない?
帝
いいんですか! じゃあ 少しだけ♪
はむっ!
ん~、おいしぃ~♪♪
と満面の笑みを浮かべる親友。
お母さん
ありがとぅ♪
と、お母さんも満足気だ。
深青
私も いっただっきま~す!
パクパクと食べていき、
深青
ごちそうさまでした。
ぱんっと手を合わせて、食器を片付け鞄を持って玄関へ向かう。
深青
お母さ~ん! 行ってくるね~
帝
おばさん、行ってきま~す
お母さん
二人共、行ってらっしゃ~い
ドアを閉め、学校へ向かう。
深青
行こっ、帝!
帝
うんっ!
通学路の道をちょっと行った所で帝が口を開いた。
帝
そういえばさ
深青
ん?
帝
深青の今日の運勢占ってみたんだけどさ
深青
…うん、
帝は 占いが得意で時々断りもなしに人の運勢を占う癖がある。
いい結果の時もあるけど、悪い結果の時もあるからちょっと困る…。
深青
それで?結果どうだったの??
心臓がドキドキし つい目に力が入る。
帝
それがね… すごいのよ!
深青
…へ?
なんか帝のテンションが異様に高いような…
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