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それからの日々は…
嘘の様に何事も無かった。
時間だけが過ぎ、日付が変われば俺の誕生日…
『佳江が俺の側にいるのも今日で最後か…』
寂しさと悔しさが込み上げていた。
0時丁度に佳江からのメール。
《❤HappyBirthday❤二人で過ごす始めての誕生日😃これからもずっと一緒にいようね😃大好きだよ❤陽介❤
そう言えば…陽介気がついてた?
二人のイニシャルっておんなじなんだよ😃
偶然だけど…なんか嬉しいな❤》
涙がこぼれた。
明日から佳江は隣にいない…
東京と、この田舎町とで遠距離恋愛の始まり。
悲しかった。
でも…
笑顔で彼女を送り出そう…
そう決めていた俺は…
《ありがとう😃これからもずっと一緒にいような❤大好きだよ佳江❤
イニシャルがおんなじって、今初めて気がついた😵こんな偶然あるんだね😃
おんなじイニシャル…二人はいっつも一緒って事だね❤》
涙を堪えて返信した。
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