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休みになって1週間…
慣れない左手での食事以外は、不自由もなく…
暇な毎日を過ごしてた。
そんなある日の夕方…
滅多に誰も来ない家のチャイムが鳴る。
ピィ~ンポォ~ン🎵
「めんどくせぇ…誰?」
そんな独り言を呟きながら玄関へ…
扉を開けると…
そこに…
彼女が立っていた。
「えっ⁉なんで⁉」
訳もわからず飛び出た一言…
「会社から書類預かってきました。」
あぁ…そういう事か…
「わざわざ持って来なくても、送れば良かったんじゃないですか?」
素っ気ない言葉だった。
「私が持って行くって言ったんです…まだこの町に慣れてないから、道を覚えたくて…」
なるほどね…
「わざわざありがとう…なんなら、暇を持て余してるし…案内しましょうか?」
心にも無い一言だった…
だけど、彼女の反応は…
「えっ⁉いいんですか?ぜひ‼」
まぁ…
いいかって思いながら…
二人で町をぶらつく事に…
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