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部屋に帰り…
貰ったメモとにらめっこ…
携帯を握りしめて、かけるかどうするか迷う俺…
『何を戸惑ってんだ俺は…』
一時間位悩んだ結果…
覚悟を決めてボタンを押した…
プルルル…プルルル…
呼び出し音がとてつもなく長く鳴ってる気がした…
プッ…
「はい…斉藤です…」
彼女の声が聞こえた…
「あっ…あの…佐々木です…電話してみました…」
そう言うと、なんだか恥ずかしくなった…💦
『何を舞い上がってるんだ俺は…』
電話の向こうで彼女がクスクス笑ってた…
「さっそく電話ありがとう」
笑いながらそう言うと…
「佐々木さん…なんだか会社にいる時と雰囲気が違いますね」
戸惑いを見透かされてる気がした…
「そうかな…?一緒ですよ💦」
そう言うのが精一杯だった…
一時間位だろうか…
さっきまで一緒いたのに、会話が尽きる事が無かった…
不思議な感覚…
話す度に彼女に引かれていく俺がいた…
しばらく会話をして、メールアドレスを交換…
次に何時会うか約束をした…
「じゃぁ…駅前で10時に…おやすみなさい」
「おやすみなさい」
そんなやり取りを交わし電話を切った。
しばらく携帯を見つめ…
なんだか分からない感覚に戸惑っていると…
不意にメールの着信音…
開くと、彼女からだった…
《おやすみなさい😃次に会う日を楽しみにしてますね😃右手…お大事に😃》
短い文章だったけど…
自然と笑顔になる文章だった。
《ありがとう😃俺も楽しみにしときます👍おやすみなさい😃》
そんなメールを返信して、眠りについた…
小さな恋が始まった…
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