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美咲の家を後にしてから、待ち合わせの公園に来た。太陽に照らされキラキラと輝く水面をぼんやり眺めながら、最後に美咲の言った言葉を思いだす。
「陽ちゃんが私を受け入れてくれる限り、今の関係を崩したくないの。陽ちゃんを失いたくないから」
複雑で曖昧な状況を生み出しているのは、陽介さんだ。でも、美咲がそれでいいと言う限り、二人の関係を否定出来ない気がした。
「あれー加世、もう来てたの?」
振り向くと、敦史が明るい咲顔で自転車を降りてやってきた。
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