7.事実
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「本心なんだけど」 「……」 私は敦史の顔を見上げると、敦史も真っ直ぐに私を見つめ返す。 「たまらなく好きなんだけど」 「うん」 「キスしていい?」 目を合わせたまま小さく頷く。敦史が頬に手をあてがい唇を合わせた。 明るい日中に、誰に見られているか分からない――それでも敦史の想いが伝わる長い長いキスに、心も体も溶け入るような幸せを感じていた。
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