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上目遣いで微笑むと、マッサージを続ける手が、ひざを越え、ゆっくりと太腿の方へなぞられ一気に2人だけの密約の空気に変わった。
敦史はもう片方の足にキスをし、そのまま上へ上へと唇を這わせる。足をなぞりながらスカートをたくし上げられ、下着が露わになった足の付け根を指と舌でなぞる。
「……敦史」
その時、バスルームから、お湯が溜まったことを知らせるアラームが鳴って、敦史は顔をあげて私と向かい合い長く語るようなキスをした。
「一緒に入る?」
「……今は恥ずかしいから、先に入って」
「フフッ、今は、な」
敦史は立ち上がり、
「次は、……な」
そう意味深に笑み、バスルームへと消えた。
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