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「うわっ、まじエロ色」
ピンクのお湯に隠れるように、更に沈みながら敦史の顔を見上げる。
「フフ、丸見えなんですけど」
ピンクのお湯は透明だった……。
「入っていい?」
コクリと頷くと、敦史は腰に巻いたバスタオルを外して、湯船に入ってお風呂の端に寄りかかる様に座った。私は正面から見られるのが恥ずかしくて、敦史に背中を向け寄り添った。
「大胆」
お湯の中だけど、敦史の肌に密着して、ドキドキしながらも安心していく。
「今日楽しかったな」
「うん」
「あそこ、水が出るところでの加世、笑えた」
「だって、ビックリしたんだもん」
敦史の手は私の胸をさりげなくなぞっていたけど、私達はいつものたわいない会話を続けた。
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