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キスをしたまま服を脱がせ裸の私を抱き抱えてベッドへと運んだ。
離れていた時間の不安や苦しさを補うように、お互いを求め合うーー私の冷たかった肌は、敦史の肌で暖められ、欠けていたピースが一つ、また一つと埋まっていく様に、熱を帯びていった。
ストーブの灯火と、荒い息づかいが続く部屋で、
何一つ言葉を発することなく、私たちは一つになった――。
繋がったまま、敦史が私をみつめる。
「他の男と寝ないでーー俺ももう、しないから」
その言葉に応えるように、敦史に抱きついて深いキスをした。
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