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その後、自分のベットの上で目を覚ました。外が明るい。時計に目をやると、午後2時だった。
夢?
――朦朧としている頭が冴えていくのと同時に、私の目から涙があふれ出す。
目を閉じた瞬間に敦史のお母さんの言葉が蘇る――
『敦史の子をおろしたこともあるのよ』
身震いし、吐き気に襲われて枕に咳き込んだ――
そうしている内に、敦史の姿が思い浮かぶ……あの気力を失くして立ち尽くす敦史の姿を……。
「加世子」
部屋のドアが開いて、お母さんが入ってきた。
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