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声を荒げて、自虐的に笑う。
「10歳の時からだぜ」
「――」
「フフ、最初はそれが当たり前だって思ってたんだよ――母親とやるのが……だんだん、普通じゃないって、狂ってるって分かって、ハハハ……中学時代は付き合った女、言い寄ってくる女、家に持ち帰ってやりまくったよ。男が切れた母親に誘われりゃ相手してやった――」
苦しくて言葉が出ない。涙だけが溢れて止まらなかった。
「悪かったな、お前の処女、こんな変態男が貰っちまって」
「……敦史」
「でもそこらの下手な野郎よりは感じてもらえただろうな、女が喜ぶテクは母親直伝だから」
「敦史! ……やめて、お願い…もう、やめて……。私は、今の敦史が本当の敦史じゃないって分かってるから」
「やめるのはお前だから!」
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