12.別離
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付き合っていて、一緒に居て、切ない位に恋しくて、愛しくて……何度、私たちの体が溶け合って一つになれたらいいと思ったことか。 今、彼に溶け入ることが出来たなら、彼の苦しみを一緒に背負えるのに―― 泣き疲れ、私の上で眠ってしまった敦史の寝顔は、天使のようにキレイだった……。 私は敦史の髪を撫でながら、こみあげてきて、声を押し殺して泣いた。そして、この時が、永遠に続けばいいと願った――。
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