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プロローグ
「おい……
お前神崎翔だな?」
「そうだけど何だ?」
ここは東京にあるとある街。
少し薄めの茶髪で、キリッとした目に整った鼻筋、甘いマスクを持ちいわゆるイケメンだ。
その男がこの物語の主人公神崎翔。
道を歩いていた翔はタンクトップを着た坊主頭のガタイのいい、10代後半の男にかけられた。
身長はおよそ180前半だろう。
「ちょっと面貸せ」
「ああ……」
翔はその男に路地裏に連れてこられた。
「俺と喧嘩しろ」
すると翔は間髪入れずに即答した。
「嫌」
それを聞いたその男は目が点になった。
「はあ?
噂じゃお前は血に飢えた猛獣のように凶暴で、売られた喧嘩は必ず買うと言う話を聞いたんだが」
「それは俺の友達が流したガセ情報だ
どうしても喧嘩したいなら俺の顔面を思いっきり殴れ」
翔はそう言って自分の顔面を突き出す。
「いいだろう
だが一発殴ればお前はKOだ!」
その男はニヤリと笑みを浮かべると翔の顔面を思いっきり殴った。
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