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光はどんどん近づくにつれて強くなっていく。
そしてその光にある程度近づくとふと歩みを止めた。何故だかはわからなかった。でも足を止めたかったのだ。
(オカエリ・・・・・・)
その時、誰かの声が光から聞こえてきた。初めて聞く声だったが、何故か懐かしさを感じていた。
(カクセイノトキ・・・・・・タタカエ)
そしてその光は強烈に輝き始めた。その光の先には誰かが立っていたのだろうか、人の形がわかった。
(何なんだよ・・・・・・いきなり)
その光に話かけようとしたが、声が出ない。
そしてその光は視界を奪う程の強烈な閃光を放ち、雄の意識はそこで再び途絶えた。
これが全ての始まり・・・・・・。こうして『真世界』での俺の真の運命が始まった――
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